15384366096465

2022年年頭のご挨拶『一虎一猫』

新年、明けましておめでとうございます。謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
旧年中は大変お世話になりました、心より心より心より感謝いたしております。

お陰様で新たな年を迎えることができました。
気持ちも新たにし、より一層お客様のお役に立てるよう精進して参ります。
本年もどうぞ引き続き宜しくお願い致します。

さて、この年末年始で約丸2年間、「コロナ禍」下の生活を送ったことになります。街を歩いてもマスク装着率完全100%の光景をなんの違和感もなく受け入れることができるようになりました。
昨年、12月に川崎事務所に引っ越ししたわけですが、アフターコロナの姿を体現しているのか、川崎駅周辺は路上も店舗も連日モロ混みです。ヒト、めっちゃ歩いてます。
こうして、コロナ禍前の状況に戻っていけばいいなあ、マスクはどのタイミングで外すのかな、などと思っていたら、弱毒性「オミクロン株」発生ですよ。無自覚無症状の恐怖ですね、
そんなこんなで、やっぱりしばらくはウィズコロナで行くのではないでしょうか。

そんな2022年、心掛けたいと思っていることがあります。
それは、「勤労する」ということです。「汗をかく」ということです。
ここ2年、コロナ禍と働き方改革の名の元に、明らかに「休み過ぎ」だと感じています。
昨日のニュースでも、パナソニックが「選択式週休3日制」の導入を目指すとの情報を目にしました。
その動きは、日本政府も後押ししているとのこと。ポイントは「休ませても給与を減らさず実施すること」だそうです。そして、増えた休日で社員が副業や自己学習、ボランティアをすることを想定しているとのことでした。

これは、全く価値観の問題だと思うのですが、僕はこの方向性(会社に来させなくする、仕事をさせなくする)は間違っていると思います。貴族にでもなるのでしょうか?
特別な能力を持つわけではない一般的な成人が生活の糧を得る為には「勤労」しかないという単純な事実を思い違いしているのだと思うのです。そして、その「勤労」により得る給与所得とはほとんどの社会人が「能力給」ではなく「時間給」であるという事実です。一般人ですから。
働き方改革って意味、解っているのでしょうか。
「休む」ということは消費する側に廻るということです。
生産してない社会人がなんで消費できるのですか?本業を勤労しないで副業?学習?ボランティア?趣味の時間?再び、貴族にでもなるのでしょうか?

昨年来より、クレーンメーカーの業績が低迷しているのはコロナ禍のせいではないですよ。
単純に「汗をかいてない」からです。
だって、低迷打破を解決していく策のヒントは顧客と直に接する現場にしか無いのに社員が現場を廻ってないもの。コロナのせいにして。

自宅待機のテレワークやネット検索の情報閲覧で何か思いつくのでしょうか?評論家がたくさんできるだけですよ。評論家や投資家はいらないでしょ。
必要なのは新しいゲームのルールに気づいて業態を変化させられる実業家です。
そして、そういう実業家たるには現場に出ること。顧客と直に接する時間をたくさん過ごすこと。
特に、我々の業種のように「消費財」ではなく「生産財」を扱っているなら猶更のことです。

他人事のように世評を俯瞰して評論家や投資家のように振舞うことは現代ではカッコ良く見えるのかもしれません。でも、それはメッキのカッコ良さで長続きするものではないはずです。

僕はあくまでも、実業家、プレイヤーであることにこだわり徹していきたいと思っています。
心から心から心から、どうぞ宜しくお願い申し上げます。