あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます。

暖かい年明けとなりましたね。今年もよろしくお願いします。

昨年は本当にいろいろなことがありすぎて…。さまざまな縁を感じた一年でした。

さて今年はうるう年です。1年366日です。

1年(地球が太陽の周りを一周する)は正確には365日ではなく、365.2422日です。つまり4年(4周)すると約1日余ってしまう計算になります。

だから、この1日を2月の終わりにくっつけたんですよ。

かなりおおざっぱな説明ですが、だいたいこんなところで間違ってはいないはず。

この例年より長い1日分は有効に使いたいですね。

今年の目標はまだ立てていません。
昨年、引退したプロレスラー天龍源一郎の言葉で締めくくらせてもらいます。

「崖っぷち? 崖っぷちなんて未練のある奴の言葉だよ。俺は毎日がメモリアルデーだ」

レインメーカー

倉敷市の南部というか、島を除けば岡山県のほぼ南端に位置する水島地区。石油、製鉄、自動車工業などのコンビナートとして栄えてきた町です。できた当時の写真を見ると西部劇のような街並みです。

景気の影響をもろに受ける地域とも言えます。長引いた不況のため、商店街はシャッター通りに。ゴーストタウンとまではいきませんが、町に往年の活気がないのは事実です。

それでもコンビナートがあるため、多くのクレーン会社が集まり、群雄割拠の状態であることは変わりありません。

ここにトモエ自工の子会社「巴運輸機工」があります。メーンの仕事はオペレーター付きクレーンリースです。先日までやや長期間、出張していました。

もともとは昨年10月から「ともえ」として営業していましたが、1周年を迎え、商号を変更。ヤードの場所も移し、新社屋も建てました。
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出張中はいろいろなことがありました。楽しいこと、腹の立つこと、どんでん返し―非常につらいことがあったのも事実です。

今後、この会社がどう育っていくかはスタッフ、オペレーターの努力、創意工夫にかかってくると思います。できれば一時期プロレス界を席巻した、高田延彦率いる「UWFインターナショナル」のようになってほしいなと願っています。

ただ、この業界を支えるオペレーターの平均年齢が、製造業などと同様、高くなっているのが心配です。水島はクレーンオペレーターにとっては金の埋まった土俵、リングみたいなものです。どうですか、そこの若者! 一獲千金も夢じゃないですよ。

ごちゃごちゃ言わず誰が一番強いか、決めたらええんや!

*さて今年も残すところわずか。コンビナートには「御安全に」というあいさつがあります。クリスマス、大みそか、お正月…、みなさん、ちょっと早いですが「御安全に」よい年末年始をお迎えください。

地球温暖化?

もう秋ですね。秋、好きですよ。10月生まれですから。
異業種から横浜に来て3カ月となりました。
青空にそびえたつクレーンを見ながら、いやー、勉強することばかりです。
クレーンのことばかりじゃありません。立ち居振る舞い、金銭感覚、交渉の仕方…。
前の仕事とは違うことだらけで、大人の世界だな~なんて思ってます(自分も十分に中年だけど。白髪めちゃくちゃ増えたし)。

もう少ししたら横浜で初めての冬を経験しますが、今年の冬は暖かいんですかね。
寒いだけならまだしも、路面の凍結は困ります。滑って転んだりしたら「地球温暖化じゃねえのかよ!」と毒づきます。

クマゼミ

そうそう、この夏、気付いたことがあります。自分は横浜の前は中国地方に務めていたのですが、夏の主役はクマゼミでした。知ってます? 
黒っぽくてサイズも声も大きくて「シャー、シャー」鳴くんですよ。朝からうるさいうるさい。

ところが横浜ではミンミンゼミなんですね。「ミーン、ミーン」とのどかというか上品というか。

クマゼミは南方系のセミです。専門家によるとだんだん東南に進んできている。繁殖力も強いのでしょう。そのうち横浜のセミもクマゼミばかりになるかもしれません。

クマゼミの広がりと地球温暖化の関連については賛否両論あるようですが、小さな虫の世界を観察すると、地球が暖かくなってきていてもおかしくないような気がします。まあ、地球はさまざまに変化してきた惑星です。今後、どうなるか、人間の知恵では計り知れない部分もあるでしょう。

でも秋がなくなるのはいやだな。気持ちよく散歩できないじゃないですか。食欲の秋、芸術の秋、運動の秋ですよ。なくなったら誰が責任とってくれるんだよ! 損害賠償ものだぞ!
自己破産したいのか!…金で秋を語るのは無粋かな。

それでも地球は動く

鶴の恩返し

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クレーン、クレーンと気軽に呼びますけどね、あなた。「クレーン」のつづりを知ってのことか! まあ知っていても、威張らなくていいですけど。CRANEと書きます。

 

それじゃあ、語源って知ってます?

 

それは「鶴」。そう「鶴は千年、亀は万年」の鶴です。縁起のいい動物です。首の長いところが、クレーンをほうふつとさせますね。さまざまな場所でものを吊り上げるクレーンと優雅な鶴が同じ単語なんて、ユニークな感じがします。

 

でも、ふと思ったんです。鶴というか鳥類と、クレーンには共通項があるって。鶴(鳥)にしろクレーンにしろ“ライバル”は重力なんですよね。地球上のあらゆるものに影響を及ぼす力が重力(G)です。鳥類は風もうまく利用しながら重力の束縛を逃れ、空中を舞う。クレーンはもろに重力がかかっている物体を引き上げる。

 

トモエ自工の新しいブランドスローガンは「G-Stand」。直訳すると「重力に抗う」となるでしょうか。HPを見てくれた人はご存知の通り、「現状維持しない」「長いものに巻かれない」という硬派なスタンスも表現しているんです。

 

時代に乗る―っていえばどこか格好良さそうですが、でもそれって、自分がない、みんなと一緒ということと同じじゃないですかね。重力がみんなに作用するのと同じです。個性個性っていいますけどね、人間そんなに違いがあるもんじゃないですよ。個性個性って叫ぶことが逆に没個性につながるんじゃないんですかね。

 

クレーンなのか鶴なのか重力なのか人生観なのか、よく分からなくなってきましたが、まあ、鶴=クレーンとすると、クレーンも恩返しはきちっとするということですわ。だから大切に扱いましょうね。

 

ちなみに豆知識。哺乳類の大半は首の骨は7本。首の長いキリンも7本です。一方、鳥類は十数本あるんですって。

 

 

ザクとはちがうのだよ、ザクとは!

 

チャンピオンベルト

8月後半に入り、一気に秋の気配になりましたね。洗濯物が乾かないで四苦八苦しています。横浜に赴任してもうすぐ2カ月。いろいろなことを勉強させてもらっています。学生さんはもうすぐ2学期ですね。この夏、どんな風に過ごされましたか。

 

さて、クレーンってどんなイメージです? 大きい、高い、力持ち…といったところではないでしょうか。確かにクレーンは、過酷な状況下で黙々とものを吊り上げます。工事現場で働く車の代表格と言ってもいいでしょう。

 

でもクレーンには別の顔もあります。前にも触れましたが、あんなに「無骨」なのに、超高級車なんですね。新車だと数千万円以上。中古になってもあまり値崩れしません。

大きさも部品もさまざま。

そして繊細。コンピューターを搭載しているので、ちょっとの操作・設定ミス、メンテナンス不足がすぐ故障につながります。さまざまな面を持つ重機がクレーン車なんです。

 

トモエ自工の横浜事務所は、正式にはトモエ自工COP営業本部と言います。COPはセンター・オブ・ポテンシャル(可能性の中心)の略です。この事務所は変わっています。クレーン車に関して日々、知恵を絞る(社長がパキスタン人にヒートアップする)場所ですが、訪れた人は「輸入雑貨の事務所ですか」「カフェみたい」とかなんとか。

チャンピオンベルト写真1            遊び心にあふれた空間です。クレーン車の模型やメーカーのカレンダー、クレーンに関する書籍などツボは押さえています。でも、それ以上に目を引くのが、壁のポップアートやニューヨークの地図、バカボンをはじめとする人形たち。

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そしてプロレスのチャンピオンベルト!しかもNWAとWCW!レプリカですけどね。このベルトを見たら身が引き締まりますね。2本のベルトの価値が分からない人は、ググってください。すごさが分からない人はSTF、もしくはアックスボンバーの刑に処す。

 

まあ、この事務所はクレーン同様、いろいろな顔があるということですわ。

 

 

イッチバーン!